理想の彼女

15,6歳の頃、一度だけ本屋ですれ違った理想の彼女。制服は同じ学校のものでは無かった。その後一度も会ったことは無く、そもそも理想の彼女ということを考えたことも無かった。ただその時直感的に思って、長く記憶に留まった。顔だって忘れてしまっているのに。身内に近すぎるとか何かタブーに触れることだったのだろうか。分析しようにも、ただ一度だけの淡い出会い。まるで頭の中の妄想だ。