若き日

人生何度目かの引っ越し先を探すがなかなか迷って見つからない。

しきりと思い出されるのが親元を離れ住み始めた木造アパート。薄暗い急階段。風呂無くトイレ台所洗濯機は共同。お金無くて部活動で大量に汗をかいても銭湯に毎日は入れなかった。調理はブロパンガスの一口コンロにマッチで火をつけていた。暖房器具はこたつだけ。冷房器具はどの家にも無い時代。それと比べれば今となってはどんな物件だってほぼ風呂台所はあり洗濯機置き場だってある。

そこには5年間住み続けた。幼き日々が原点なら第二の原点があの時代。

がんばれ自分。若い自分に励まされている。