予感

人の転機というものの予感はある。所詮他人事だから冷ややかに見ているからだ。とどめる理由を探さず手を差し伸べないのは運命には抗えないというある種勝手な理由だ。また人には人の領域があり勝手に立ち入る事はできないということもある。翻って自分の事は分かっているようでいて未だに分からない。感情に左右され冷静な判断ができないことやとことん踏み込んで考えることにブレーキがかかることだ。判断の先送りで心が壊れることを防いでいる。心を乱さずフラットに、薄氷を踏みつぶさないような心持ちの生活をして人生をやり過ごしている。